-STYLE- OFFICIAL FAN CLUB MOTHER / Y2-DIARY
y2-diary

HOME | Y2-info | Y2-DIARY | Q-NEWS | DISCOGRAPHY・MUSIC | LIVE | ROUTE66 | PROFILE | FAN | SHOP | MAIL | SITE MAP | HELP |


STYLE TOP  >  Y2-DIARY TOP  >  前ページに戻る

- STYLE - YASUHIRO YAMANE / Y2-DIARY

image
Posted on 2025/09/22/
皆さん、お疲れさまです。

今日は、
医学における「麻酔」について、
興味深い話と行きましょう。

我々は、医学の進歩ともに
長寿な生き物となりました。

ただ、
麻酔の中には、なぜ効くのか?
未だ解明されていないものがあるんですね。

例えば、
「全身麻酔」
全身麻酔は、人を眠らせるだけでなく
痛覚や、他の刺激への反応を
なくすもので、一時的に昏睡に近いもの。

しかし、
麻酔によって、脳内に起こる事象については
今日に至っても、まだ謎だらけなのです。

そんな中、
2021年に掲載された論文において
最も一般的に使われる麻酔薬
「プロポフォール」は、
脳のリズムを乱すことによって
意識の形成を妨げていると発表。

もう少し簡単に言うと…
我々の意識がある状態では
脳から1秒間に7回ほど
電気信号が放たれています。

つまり、
この電気信号のリズムが低下すると
意識も途切れてしまうわけです。

また、
意識を保つには、
脳内の視床という部分に
特徴的な一定リズムの電気信号が
必要となります。

マサチューセッツ工科大学の研究例として
人に最も近い「サル」の実験を
紹介しましょう。

サルの意識がある状態では、
やはり1秒間に7回ほどの電気信号が
確認されました。

麻酔が効き始めると
電気信号は徐々に減り、
30分後には、0.2~0.5回までに低下。

その後、
麻酔を中断すると
電気信号(スパイク)反応は、
徐々に回復し、
1秒間に3~5回になると
サルは意識を取り戻しました。

ようは、
意識を形成するには、
一定リズムの電気信号(スパイク)が
必要不可欠というわけです。

特に、
脳内における視床への電気信号が
脳全体の細胞へと同期し、
意識を形成していると言われています。

それを立証するデータとして
麻酔で意識がないサルの視床に
電気によって刺激をすると
視床から
一定リズムの電気スパイクが観察され、
脳が覚醒。
つまり、
麻酔が効いている状態のサルが
目を覚ましたわけです。

このように、
麻酔のメカニズムは、
徐々に解明されてはいますが…
未だ、解明されていないことの方が
多いわけです。

言い換えれば、
高度に発達を遂げた
現代医学のおかげによって、
我々は健康な生活を送れているわけですが…
まだまだ、
解明されいない課題もたくさんあるんですね。

我々の未来には、
まだまだ多くの謎やロマンが
あふれているわけです。
はい~…。

では、
ひとまず!
今日が、皆さんにとって
素敵な1日になりますように…。    YASUHIRO