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- STYLE - YASUHIRO YAMANE / Y2-DIARY

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Posted on 2024/11/16/
皆さん、お疲れさまです。

いや~ホント寒くなってきました。
家でも、ちゃんと靴下を履かないと…
ってな季節ですね。

ただ、
「靴下」という文字をよく見ると…
「靴」の「下」と書きます。
あれ?
「靴」の「下」ではなく、
「靴」の「中」では?となります…。
実は、
「靴下」の「下」は、上下ではなく
内側を意味しているんですね。

そもそも、
「下」という言葉には、
「位置関係で、あるものに比べて低い方」
という意味と、
「表側に現れないところ」という意味があります。
例えば…
「下着」も、素肌に直接身につけますが、
「中着」とは呼ばないように
「靴下」も、靴の内側に履く。という意味から
出来た言葉なんですね。

そして、もうひとつ!
不思議なのは「靴下」のカタチ。
そうなんです。
ほとんどの「靴下」の「足首」は、
直角ではなく135度!
または、120度の角度になっているんですね。

これには、どんな理由があるのか…?
ちょっと探ってみましょう。

「靴下」の始まりは、
紀元前4~5世紀のエジプトにまで遡ります。
毛糸で編み込まれた厚手のもので、
アラビアの遊牧民族が、履き物として作っていた。
…という記録もあります。
当時は、
防寒用はもちろん、聖職者が足を汚さないために
利用していたようです。

その後、
時代の変遷と共に進化しながら一般的に普及…。
1560年代「エリザベス1世」が履いていた
手編みの「靴下」は、足首の角度が90度。
おそらく、当時の靴下は90度だと推測されます。

そして、
イギリスに産業革命が起こり…
編み物機が開発されます。
機械化によって、細かい糸も編み込み可能になり
効率化、大量生産と共に、
足首の角度が変化します!
そうです。ここで135度になったわけです。

この頃、
日本では、足袋(タビ)が主流でしたが、
「メリヤス」と呼ばれた「靴下」が
南蛮貿易によって長崎へ渡って来ます。

ちなみに、水戸黄門が履いていた…
日本で最初の「靴下」も135度なんですね。

現在は、ご存知の通り…
135度、または120度が
スタンダートとなっていますが、
ずいぶん昔のスタイルだった…
足首が90度の「靴下」も再び製造、販売され、
直角の「かかと」がフィットして
履き心地が良いと話題になっています。

そんなわけで、
「靴下」の「足首」は、
産業革命の機械化によって135度と
なったわけです。

長い歴史を刻んだ「靴下」
やはり奥が深いです。
はい~…。

では、
今日が、皆さんにとって
素敵な1日になりますように…。    YASUHIRO