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- STYLE - YASUHIRO YAMANE / Y2-DIARY

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Posted on 2025/08/09/
皆さん、お疲れさまです。

さて、
スポーツの中で、
最も人気のある競技のひとつ!
「サッカー」
その象徴とも言える「サッカーボール」に
今日は注目してみましょう。

そもそも…
サッカーの起源は古代にまで遡ります。
中国の「蹴鞠/けまり」や
イギリスで発展した中世のフットボールが
その原型と言われています。

この当時は、
現代のサッカー・ルールなど
整備されていないため、
19世紀ごろまで統一されたボールも
存在しなかったんですね。

そのため、
当時のボールは、天然革素材の茶色や、
暗い色の革で作られていました。
また、
革製のボールは、
耐久性には優れていたものの…
雨天時には、水を吸収して重くなり
プレーに支障をきたすことも
あったようです。

その後、
1863年、イングランドで
「フットボール・アソシエーション」が
設立され、ボールの標準化が進みます。
19世紀末には、
ゴム製のインナーボールが登場。

そして、
1970年のメキシコ・ワールドカップで
遂に!白黒のサッカーボールが登場します。

白黒のサッカーボール誕生の由来は、
実のところ、
テレビ放送が大きく関わっていました。

1970年代は、
カラー放送が普及し始めた時代ですが、
まだ、
多くの家庭では白黒テレビが主流でした。

つまり、
茶色の革製ボールが芝の上だと
見えづらいという問題があったわけです。

そこで、
メキシコ大会の公式ボールとして
採用された「アディダス社」は、
ボールに、白と黒のパネルを組み合わせた
デザインを考案します。

このデザインが、
「白黒テレビでも、ボールがはっきり見える」
として、大評判となります。

また、
ボールは、
「テレビの星」を意味する「テルスター」と呼ばれ、
20枚の六角形と12枚の五角形を
組み合わせた形状からなり、
球体を作るための理想的な構造でもありました。

さらに、
白と黒のパネルが、ボールの回転や、
動きを視認しやすく、
サッカー競技の公平性やエンターテインメント性を
大きく向上させる効果もあったんですね。

それ以降…
サッカーのワールドカップは、
カラー放送として
世界中の多くの国で
衛星中継放送されるなど…
人気を不動のものにする中、
白黒パターンのサッカーボールもまた、
その「象徴」として定着していきました。

近年のサッカーボールは、
高度な空気力学を取り入れたデザインなど…
白黒に限定されているわけではありませんが、
今もなお、
白黒のデザインは、
サッカーボールのシンボルとして
世界中の人々に愛され続けているわけです。

それにしても、
白黒テレビという…時代性から生まれた
黒い五角形と、白い六角形のテルスターデザイン。
本当にカッコいいですもんね。
はい~…。

では、
ひとまず!
今日が、皆さんにとって
素敵な1日になりますように…。    YASUHIRO